本来なら、しのぶさんからお返事をいただいてから出すべきお手紙ですが、あれから颯祐(そーすけ)のアウトドア体験がぐっと増えたので、同じ境遇の方の参考になるようなことだけでもここに記しておこうと思い、続けて送らせていただきます。


~前回からのそーすけのアウトドア体験~

①2005年9月20~23日(生後7ヶ月時) 石垣島(沖縄)で海人(うみんちゅ)体験

②2005年10月15~16日(生後8ヶ月) 蓼科山(長野)で子連れ登山デビュー

③2005年11月12~13日(生後8ヶ月) 寸又峡(静岡)で紅葉狩りキャンプ

④2005年11月27日(生後9ヶ月) 湘南平(神奈川)で子連れ「からっぽクラブ」トレッキング

⑤2006年1月5~7日(生後10ヶ月) 奥日光(栃木)で雪遊びデビュー



①石垣島海人体験については、育児ブログ の方に写真とコメントを掲載しています。


<特記事項>


飛行機での移動…羽田から那覇まで2時間45分、那覇から石垣島まで50分(フライト代は満3歳未満は無料)。

JALのクラスJ は、赤ちゃん連れには福音。大人1人片道2000円(予約料1000円を含む)をプラスするだけで、快適なフライトライフが約束されます。立ってあやしていると、「キャビンアテンダントさんと仲良くできる」とおとうさんも大喜び。

着陸時は、授乳で気圧の変化による不快さを軽減。


離乳食…なんちゃって離乳食を始めたばかりだったので、アレルギーを心配して旅行中は与えず。母乳のみ。


釣り船乗船…正直、「万が一いま地震があって、津波が来たらどうしよう!?」と気が気ではなかったけど、頼りになりそうな若い漁師さんを信じて、グルクン釣りと洋上シュノーケリングを楽しむ(でも、赤ちゃん用のライフジャケット は欲しいところ)。そーすけもカラフルな魚に興味津々。


海水浴…海水は赤ちゃんの肌によいと聞いていたので思いきってつけたけど、皮膚は特に問題なかった。行く前に体験ベビースイミングに2回行って、水に慣れさせておいた(プールに行けなくても、家庭用のビニールプールなどで徐々に水に慣らせておくとよいかも)。

その他の注意点としては、授乳後の海水浴は避ける、長く水につけて体を冷やさない、海水浴の後は真水でよく洗う、など。海水につけるのは、7か月を過ぎてからがよいと言われています。


日焼け対策…赤ちゃんを南の島に連れて行く際、一番気をつけなければならないのが日焼け。

日陰に場所を確保し、赤ちゃん用の日焼け止めを塗って、水着に帽子で海水につけたけど、今にして思えば水着にこだわらず、薄い長そでなどを着せればよかったと後悔。けっこう日焼けして、のちに足に濃いホクロができてしまいました。日差しの強い午前10時から午後3時は、本来は避けるべきかも。


竹富島



②蓼科山子連れ登山についての育児ブログの記事はこちら


<特記事項>


ベビーキャリア…現物で試すことができないまま、ネットでタトンカ(エバニュー)のベビーキャリアを購入したけど、日よけが取り付けられたり、荷物(8㍑)が入れられるのはよいのですが、重い(3.2kg)のと、背もたれが邪魔になって赤ちゃんが前が見えにくいのが難点。日よけ・荷物入れはないけど、軽くて(2.1kg)よく前が見えるモンベルの方がよかったかも。

背負う時の注意点ですが、揺れが気持ちいいのかすぐ寝てしまうので、ほっぺの擦れなどに注意することと(タオルなどを当てる)、動けない赤ちゃんは思った以上に冷えるので、しっかり着せて肌を露出させないことが大切です。


蓼科山(2530m)標高1850mにある七合目登山口(駐車場・トイレあり。ただし水は飲めない。自販機もないので注意)から登ったけど、将軍平の蓼科山荘から上(最後の30分)は、岩石の積み重なった急な登りで、よっぽど慣れている人でないと転倒の危険あり(ベビーキャリアで後ろに引かれるし、浮き石がけっこうある)。私も帰りはどうなることかとあせったけど、後ろに引かれているので意外と安定感がありました。


白駒池



③紅葉狩りキャンプについての育児ブログの記事はこちら


<特記事項>


低温対策…今回の最重要課題。当日の最低気温は5℃でしたが、氷点下になることも考えて、アウトドア専用のアンダーウェアパタゴニア )に中間着の綿裏起毛つなぎ、その上に中綿入りのつなぎ(西松屋で安い物を購入)でのぞむ。

テントでは、銀マットを2枚重ね、その上にウレタンマット、シュラフはヒマラヤの極寒用羽毛シュラフを使用したため、アンダーウェアだけでも眠れるくらいでした。

離乳食…ベビーフードはあまり食べなかったけど、同行したminaさん がつくってくれたポトフと安納芋の焼き芋は大喜び。次回から、簡単なものでもできれば手作りしたい。


極寒キャンプ


④湘南平「からっぽクラブ 」トレッキングのレポはこちら


<特記事項>


グループトレッキング…今回子連れは4組でしたが、うち3組はベビーキャリアで赤ちゃんを背負っているため、スピードは大人とさほどかわらなかったのですが、5歳の男の子と参加したお母さんにその点で気を使わせてしまいました。自分の足で歩くキッズが参加する時は、かなり余裕を持ったタイムスケジュールにすること、オムツの取れた子がいればトイレ対策、頂上での休憩中は迷子にも注意ということを学びました。


湘南平



⑤奥日光雪遊びのレポ


いろいろ考えたすえ、予約しておいたニセコスキーツアーをキャンセルし、穴場の光徳温泉の湯治プランで親はクロスカントリー、子供はソリ遊びをさせることに。ここは3年前、第2回からっぽクラブ で日帰りで来て、泊まりたいと思っていたところ。


結果は大正解。宿も交通機関も空いているので、子連れでもまったく気を使う必要がないし、和室なので子供もぐるぐると這い回って大喜び。気が向けばいつでも、交替で5コース(1km、3km、5km、競技用5km、10km。もちろん、戦場ヶ原などバックカントリーに出るのも可)あるクロスカントリーにでかけたり、子供とソリ遊びをしたり、温泉に入ったり、宿に置いてある「岳人 」をごろごろしながら読んだりできるのがサイコー!


唯一の失敗は、宿にも周りにも何も売っていないので(高い自販機はあるけど)、東武日光駅前のコンビニでもっとドリンクやスイーツを調達しておけばよかったということ。また、昼は宿で食べるしかないのだけど、夕食は美味しいのにランチはレンジでチン的なメニュー(しかも高い)なので、自前で用意したほうがよいでしょう。平日のせいか宿内のカフェも開いていないので、ドリップコーヒーも持参すべきでした。

<特記事項>


ウェアリング…パタゴニアのアンダーウェア(サイズ80)に、西松屋でゲットしたフリースのつなぎ、その上にモンベルのパウダーベビーカバーオール (サイズ80)。これで氷点下もOK。

小物は、アカチャンホンポで購入したフリースの帽子とスノーブーツ(12/13cm)、西松屋で購入したミトン。

唯一ミトンは失敗。雪を触ってすぐべしゃべしゃにするので、防水タイプ のものを買うか、ラップでも巻いておけばよかったです。


源泉かけ流し…おもいきって、くっさい硫黄泉に一緒に入ったけど、皮膚は特に問題ありませんでした。


<お役立ち情報>

光徳温泉アストリアホテル …源泉かけ流しで食事も美味しい。

私たちが利用したのは湯治プランで、2泊4食17000円とかなりお得(宿泊者はレンタルスキーセット2100円)。

1泊2日なら、交通費込みの「クロスカントリー光徳スキークーポン 」(東武鉄道。特急料金片道1410円が必要)がお得。初心者なら、宿主催のレッスン付きのハイキング企画(12500円~)がおすすめ!


雪遊び



以上長くなりましたが、これ以上増えて思い出せなくなってしまわないうちに、ざっと気がついたことをまとめてみました。11月の湘南平については、しのぶさんも参加したのでいろいろ気づいた点があると思います。しのぶさんなりの感想をお待ちしていますね。


そうそう、あれほどはりきっていたベビースイミングですが、家の新築と重なってどうしても時間が作れず、来月引っ越して落ち着いてから考えようと思っています。

体験の時、更衣室で他のママさんに、「1歳から始めたんだけど、水に抵抗感がでちゃうからもっと早く始めた方がいいよ」と言われたけど、そーすけはどうかなー?

スイミングは、赤ちゃんのエネルギー発散にも役立つと思いますが、毎週同じ時間に通うことで生活リズムが整ったり、ママ自体のストレス解消にもなりそう。候補のスクールには託児もあるので、ママの体力を戻すため、大人のスイミングクラスにも入りたいなあと画策中。ネックは月謝だ!


それではまた!


なお、このブログを読んでくださっている方で、「赤ちゃん連れて、こんなアウトドア体験したよ!」という方がいたら、ぜひホームページ経由でお便りください。写真もどうぞ!もちろん、コメントしてくださってもOKです。